実際のところ、私たちの体にどのような影響があるのでしょうか?
約4700種もある有機フッ素化合物(PFAS)の毒性について、実はまだわかっていない部分が多いのですが、そのうちPFOA、PFOSについては近年の研究から、下記のような毒性が明らかになってきました。
さらに、
- 甲状腺の疾患や異常、甲状腺ホルモンや性ホルモンなど、環境ホルモンの影響
- 発がん性:腎臓がん、精巣がん、乳がんなど
- 生殖毒性:不妊、低出生体重児の増加など
- 免疫力の低下、ワクチンへの反応が減少
- 血中コレステロール値の上昇
- 潰瘍性大腸炎
の疑いなど、健康障害は多岐にわたっています。
また、急性毒性については、PFOA、PFOSを含有する防水スプレーによる中毒例が多数報告されており、さらにPFAS(有機フッ素化合物)は胎盤や血液脳関門を通過し、母乳中にも検出されることが明らかになっています。
日本では安全基準値が定められていない
化学物質のリスクは、毒性・有害性の程度と、ばく露量(摂取量)の多さで決まります。
例えばドイツでは、血中のPFASの濃度が、PFOS 20ng/ml、PFOA10ng/mlを超えた場合は健康に影響を及ぼす可能性があるとし、至急低減策をとるよう提言しています。
日本においては、私たち日本人がPFASにどれだけばく露しているのかが問題になりますが、残念ながら、日本では全ての年齢層に対応した継続的なばく露調査が制度化されていません。
北海道大学の調査
そんな中、北海道大学は、PFAS 11種を含む有害化学物質が子どもの健康に影響を及ぼす疫学調査を実施してきました。
その結果、胎児期のPFASのばく露は、子どもに低出生体重、甲状腺ホルモンや性ホルモンの異常、免疫力低下によるワクチンへの反応の減少、神経発達の遅延、脂質代謝異常などのリスクを上げる可能性があると報告しています。
この北海道の疫学調査では、日常レベルの微量なばく露でも、健康にリスクがあることを示しています。
現在の日本では、汚染された地下水、魚介類などの食品、食品の容器包装材などからのPFAS摂取が予測されますが、私たち国民がどれだけ取り込み、ばく露しているのかわかりません。
東京・多摩地域での血液検査で、85%の人が「健康被害の恐れ」
東京・多摩地域で水道水に利用していた井戸水から発がん性が疑われる有機フッ素化合物(PFAS)が検出された問題で、住民の血液検査に取り組んでいる市民団体が国分寺市を中心とした87人分の分析結果を発表しています。
調査は、市民団体「多摩地域のPFAS汚染を明らかにする会」と京都大の原田浩二准教授(環境衛生学)が行い、今回は、2022年11月から調べている約600人のうち、中間報告として21〜91歳の87人分の結果を明らかにしました。
調査結果
血中濃度が米国で定める指標値を超えた住民は約85%に上り、分析した専門家は「水道水が主な要因ではないか」と指摘しました。
血中に含まれる13種類のPFASを分析し、うちPFOS、PFOA、PFHxS、PFNAの4種類の結果をまとめたところ、4種類の合計値で米国の指標値を超過した人は、全体の約85%の74人となりました。(※国内ではPFASの血中濃度に関する基準がないため、海外の指標値を参考に評価しています)
参考:東京新聞 https://www.tokyo-np.co.jp/article/228317
報告会でショックの声
中村さんは国分寺市に住んで45年。
検査結果は、環境省の全国調査の平均値と比べて、PFOSが6.6倍、PFOA(ピーフォア)が4.5倍。
4種の合計値は、健康被害の恐れがあるとされる米国の指標値の3.5倍を上回っていました。
また、市内在住の高木比佐子さん(75)の検査結果も米国の指標値の3倍に迫る水準でした。
自宅の浄水器の有無
さらに、検査した国分寺市の65人には自宅の浄水器の有無について聞いたところ、
浄水器を付けていない42人の血中濃度の平均値は、付けている23人よりも高かったことがわかりました。
京都大の原田准教授は「過去の汚染状況はより高かった可能性があり、水を飲んで体内に蓄積している」と分析し、取水停止により多摩地域の水道水は暫定目標値を下回っているが、都の検査の数値に注意する必要があるとの見解を示しています。
また、健康影響については、急性に影響が出る数値ではないが、将来的に腎臓がんや、妊娠中の場合、子どもが低体重児になる恐れがあるとしました。
活性炭が有効
京都大の原田准教授によると、浄水器の活性炭がPFASの約9割を除去するとの世界保健機関(WHO)の研究があるということです。
日本でもPFASが検出された水源地に活性炭を設置するなどの対策が始まっています。
岐阜県各務原市では水源地への活性炭のほか、一部の小中学校の水道の蛇口に浄水器を設置しました。
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有機フッ素化合物 PFOS 及び PFOA 除去性能試験クリア
弊社では、セントラル浄水器ReFINEの有機フッ素化合物「PFOS及びPFOA」の除去試験を第三者検査機関を通じて行った結果、
PFOS・PFOAともに検出されず、除去率94%以上であることが証明されました。
【有機フッ素化合物PFOS及びPFOA除去性能試験】
【試験概要】
ペルフルオロオクタンスルホン酸(以下「PFOS」という )及びペルフルオロオクタン酸(以下「PFOA」という )をそれぞれ0.00005mg/L±0.00001mg/L(合計0.0001mg/L±0.00002mg/L)の濃度に調整した原水を検体に通水した。
10分間通水後に得られたろ過水及び原水についてPFOS及びPFOAを測定し、除去率を算出した。なお, PFOSは異性体を含めて定量した。
【結論】
セントラル浄水器ReFINEの有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)除去性能試験結果は、
PFOS・PFOAともに除去率94%以上、
ReFINE通水後の浄水においては「検出せず」という結果になりました。
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