毎日新聞によると
新潟県南魚沼市を流れる伊田川で28日、魚が300匹以上死んでいるのが見つかった。川の水から高濃度の塩素が検出され、県が排出源を調査していたところ、同市教育委員会が29日「市立塩沢小学校のプールから高濃度の塩素を含む水を川に排水した」と発表した。同小では今週初め、使用期限切れの塩素剤を処分するため、計約40キロ分もの塩素剤をプールに投入しており、水中の塩素成分が極めて高濃度になっていたらしい。市教委は「基礎知識が足りなかった。申し訳ない」と謝罪している。
県環境対策課や南魚沼署によると、28日午後3時半ごろから、伊田川の島渡橋(同市島新田)付近などで、ウグイやアユなどの死骸が見つかった。県職員は約300匹を確認。「長さ100メートルにわたり、約4メートルの川幅に、びっしりと魚が浮いて流れていた」との証言もあった。
川面には塩素臭が漂い、同日午後4時40分ごろ採取された川の水から、県の検査で1リットルあたり2ミリグラム以上の残留塩素が検出された。遊泳用プールの水質基準値の2倍以上にあたる。このため県は原因としてプールを疑い、同日午後6時過ぎ、現場の上流にある同小に連絡していた。
市教委によると、同小では、プールの担当教諭が25、26の両日、使用期限切れの塩素剤計約40キロを、廃棄するためにプールに投入していた。塩素剤の使用量は通常、1日2〜6キロで、その10倍近かった。28日午後2〜3時ごろ、プールのろ過装置の洗浄を請け負った業者がプールの水を使って洗浄。作業後、事情を知らずに水約1トンを伊田川に排水していた。
担当教諭は、塩素剤を水に溶かして自然に塩素を揮発させるつもりだったという。しかし、塩素剤メーカーは「日ごろ使う量なら1日で揮発するが、40キロも入れれば1週間程度かかるのではないか」と指摘。「塩素剤は扱いを間違うと有毒な塩素ガスを発生する。廃棄は原則として、専門の産業廃棄物処理業者に依頼してほしい」と訴える。
市教委は「一度に処分しようと大量に投入したのは基礎知識が足りなかった」と話す。県は「29日の検査では伊田川の水から塩素は検出されず、今後は心配ない」としている。【高木昭午】
毎日新聞 2014年08月29日
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