特集「浜條家のstay home」
新型コロナウイルス感染拡大防止に、日々ご尽力されている皆様には深く感謝申し上げます。
こちら愛知県では、5月14日に緊急事態宣言が解除されましたが、本記事を執筆している5月末現在、依然予断を許さない状況が続いております。
浜條家でも自粛生活を続けておりますが、家族をみていると自粛生活のやり方も人それぞれだなと思うことが多々ありましたので、今回はそんな家族の自粛生活を少しばかりご紹介させていただきたいと思います。
●長女 18歳
今年高校を卒業し、5月にはオーストラリアへの留学が控えていましたが、新型コロナにより無期延期となりました。
このタイミングでアルバイトを始められる訳もなく、正当化されたニートと化してしまったのです。
ある日のこと、私が朝出社する際、長女の部屋の扉が開いており、ベッドに横になっている姿が見えました。小さくいってらっしゃいと手振りがあり、起きてはいるんだなと思い家を出ました。
仕事を終え帰宅し、就寝する際、長女の部屋の前を通りかかると、相変わらず扉が開いており、またしても同じ体勢でベッドに横になっていたのです。
少し気になった私は、妻へそのことを話すと、ここのところ毎日部屋で横になっていて一歩も外に出ていないからと、お風呂にすら入らなくなっていたのです。
このままでは良くないということで、翌日長女へそのことについて聞いてみました。すると、最初は暇だなと思っていたが、気づいたらそれすら感じなくなって、ベッドから出られなくなってしまったと言うのです。
ただ、なんとなく危機感は感じるということで、妻も一緒にやるということを条件にダイエットを始めることになりました。すぐさまネットショップで縄跳びを購入し、1日10分程度ですが庭先で縄跳びを飛んで、少しずつベッドで横になる時間が減り、今ではほんの少し家事も手伝うようになってきたと、妻も喜んでいました。
留学に行ける日が来るまで、なんとかライフサイクルを安定させてほしいものです。
●長男 17歳
高校2年生になった長男。新学期に通学したのは始業式のみで自粛生活が始まりました。
まず始めに長男が行ったのが、タイムスケジュール管理でした。家族全員を呼び出し伝えたのは、自分のタイムスケジュールが崩れないよう、協力してほしいということでした。
最初は妻と私も、それは良いことだから出来る限り協力する旨を伝え解散したのですが、そのタイムスケジュールには、6時の起床から始まり、1時間半のトレーニングとプロテイン、10分の水風呂からの朝食、勉強からの日光浴、昼食からの勉強など、細かなことまでびっしりと書いてあったのです。
それから数日経ったある日の夜、妻からこんな相談を受けました。
長男のタイムスケジュールがガチガチすぎてついていけないと言うのです。食事やお風呂の時間が少しでもずれると、ママのせいで1日が台無しだ、あれだけ言ったのにちゃんとやってくれないなんてあり得ないと、絶望するのだそうです。
翌日休みだった私は、長男の様子を見てみることにしました。すると、妻から聞いていた通り、徹底したタイムスケジュールが成されていたのです。これは注意するにしても難しい、一旦外の空気を吸おうとベランダへ出ると、そこには朝食を終えた長男がスタンディングテーブルに向かい勉強していたのです。
驚いた私は、なんでそんなところでやってるの?と聞くと、タイムスジュールを見直したところ、日光浴と勉強は同時に出来ることが分かり、この方式で続けていると言うのです。
私は長男にこう言いました。凄いね。。。この日を境いに、この件に触れることはありませんでした。また、これから高校も始まるとのことで、妻は大歓喜していました。
今回は長女長男のまるで真逆な自粛生活をご紹介させていただきましたが、皆様はどうお過ごしでしょうか。皆様の自粛生活に少しでもお役に立てれば幸甚です。1日も早い新型コロナウイルス感染症の終息と、皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。