ニュースレター:トルコでナンパした話   From Hase


FROM:はせ

 

今から20年前、高校3年生の夏休みに、バイトで貯めたお金で一人でトルコへ30日間旅をして来ました。

工業高校生だったので、卒業したら就職なワケで、「これが人生で最後の夏休みか」ということで、ツアーも組まずに格安航空券と地球の歩き方だけ買って、トルコへ行ってきました。

 

イスタンブールで変なやつに会う

マレーシアで数日過ごし飛行機を乗り継ぎ、エジプトでトランジットし、やっとイスタンブールに着きました。

宿は「地球の歩き方」である程度目星を付けていた所へ宿泊することが出来ました。

その宿にはトルコへ絵の勉強をしに来ているお姉ちゃん(日本人)、アリさんと呼ばれる水パイプに精通している職業不詳のおっさん、そして「トシ」と呼ばれる日本語がペラペラな明らかにトルコ人な若いお兄ちゃんが住んでいました。

特にアリさんとトシには、迷路みたいなグランドバザールを案内してもらったり、水パイプを教えてもらったり、ビールを飲んだり(確か現地では当時の長谷でもビール飲める年齢だった気がします)ベリーダンスを見に行ったり、屋台でサバサンド(本当にSABA SANDって書いてあるんです)を食べたり、大変お世話になりました。

そんなこんなでイスタンブールで2週間程過ごしたある日、トシが「ハセ、日本人をナンパしようぜ」と誘ってきました。

 

トルコで日本人をナンパしようぜ!

ええぇ、なんで俺がわざわざトルコで日本人をナンパするの?驚いた顔でトシに聞くと、独自のナンパ理論を展開されます。

「いいか、ハセ、トルコ人の俺が日本語でナンパしても、怪しいと思われて成功しないんだ。でも日本人のハセが、何か困った事ありませんか?っていう顔で親切にナンパすれば、絶対にうまくいくと思うんだ」

なるほど、そういう事か。

当時の地球の歩き方には「トルコ人は日本語が出来る方がけっこういます。でも、知らない人が日本語で話しかけてきても信用してはいけません」的な注意文が丁寧に載っていたのです。

よし、やろう!

その日は綿密に作戦をたて、ビールを乾杯し夜を明かしました(俺の奢りです)

観光客が多く集まるアヤソフィアという世界遺産のモスクでナンパはスタートしました。

若い女性二人組に目をつけ、勇気を出して声をかけます。

「す、すいません、ニホンノカタですか」

緊張しすぎて日本語がカタコトの日本人になってしまい、逆に怪しすぎてギョッとした顔をされました。

それ以来、ナンパもトルコも行っていません。