ニュースレターNo.45特集「その浄水はどうやって蛇口までやってくるの?」

キッチン、洗面、お風呂にトイレ。

これを読んでるあなたは、そのすべての蛇口からセントラル浄水器ReFINEを通過した“浄水”を普段からお使い頂いている事かと思います。

生活の3大基盤ともいえる、「電気ガス水道」は現代を生きる我々にとっては欠かせない大切な存在ですよね。

夜遅くに真っ暗な部屋に帰ったらまずは電気で明かりをつけ、エアコンや扇風機、季節によってはガスストーブをONにする。

手洗いうがいをしに洗面台へ向かい、昨晩洗った浴槽のお風呂の栓が閉まっているかをチェックして、給湯ボタンを押す。

小気味よいリズムの後に自動音声が「お風呂が沸きました♪」と優しくお風呂へ誘導してくれます。

改めて文章にしてみると、電気ガス水道の生活基盤が如何に我々の暮らしを豊かにしてくれているか実感しますね。

これらは私たちの生活を豊かにしてくれながら、私たちに見えない所で24時間365日仕事をしてくれています。

壁の裏や天井裏、そして床下まで…

本日は普段あまり日の目を見る事がない、床下のヒミツについて、浄水があなたに届くまでのを解説していこうと思います。

 

床下のヒミツ

車や携帯電話、コンプライアンスや自身の容姿まで、、、時代と共に様々なものが変化していきますが、実は水道水事情も日々変化しているんです。

水道水は最寄りの浄水場で塩素を打ち込むなどして衛生上万全な状態で各所へ送り出されます。

浄水場にはそれを送る大きなポンプがあって、各家庭の近くをこれまた大きな水道管を通っています。

そこから分岐して各家庭の敷地内に入ってきています。

そうです、それがまさに、ご自宅の敷地内にある水道メーターです。

この水道メーターを基準にして水道本管側が自治体の管轄、

自宅側が各自の責任範囲になります。

そして、実はこの水道が全国的に普及したのは、今から約65年前の出来事で、多くは昭和40~50年代にかけて急速に整備されました。

この急激な変化は1957年の水道法制定が大きく関与した背景があります。

さて、なぜそんなお話をしたかと言いますと、これはあくまで水道水が個人の敷地に届けられる“まで”の過程と歴史だからです。

つまり、個人の敷地“から”お水が各蛇口へ分配される方法に関しては、こういった法規的な強制力が及ばなかったことから、分配方法は明確な転機を持たず、ジワジワと浸透していき、大きく分けて2つの方法が混在して現代に至ります。

ひとつは水道メーターを通った1本の水道管から、宅内全ての蛇口に分岐していく方法です。

木をイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません。

木の幹から枝を伸ばし葉っぱ(ここでいう蛇口)に枝分かれしていくように、水道メーターから宅内に向かって伸びた水道管は、ぞれぞれの蛇口に向かって枝分かれします。

これを先分岐工法と呼び、在来からよく使われていた配管工法で、在来工法とも呼ばれます。

床下で分岐していたり、壁を這って各蛇口に分岐したりしています。

 

そしてもう一つが、現在配管工法として台頭している工法が、ヘッダー工法と呼ばれる手法です。

これはヘッダーと呼ばれる部品にそれぞれの蛇口へ繋がる経路を一旦まとめることで、それぞれの蛇口で同時にお水を使っても、均一の水量を供給しやすい工法になります。

 

テレビの裏でよく見る、コンセントタップのたこ足をイメージするとわかりやすいですね。

 

見えないから、面白い

蛇口を捻ったり、レバーを引いたり、ボタンを押すとお水が出るのにも、床下や壁裏ではこのように配管が分岐しているからこそだったんですね。

その扱いやすさからも、新築される家ではヘッダー工法が主流となっていますが、今もなお道路のアスファルトの中に隠れている水道本管は、先分岐工法のような強靭な作りを採用されています。

普段の生活では“見えない設備”も仕組みがわかるとちょっと意識しちゃいますね。

 

~fin~